ゼミの3年生に対するキャリア面談が進んでいます。
ゼミ生の人数が少ないので、それほど大変ではないですが、アイスブレイクを含めて、30-60分程度の時間をとって話をするので、それなりに精神的な体力は必要になっています。
学生にとっては、それぞれの将来設計を考え始める大切な時期の面談なので、こちらとしてもメッセージしたいことはありますが、まずは、本人のなかにあるものを引き出して、聴くという、山田が不得手な作業から始まります。
彼らの将来に対する語りを聞いていると、それぞれの親御さんをはじめとした家族の姿が透けて見えてきたりして、そのなかで、彼らは就職活動や将来設計を考えているんだと、当たり前のことに気づかされます。
ついつい、キャリア面談となると、本人のやりたいことをどのように「最短距離」でかなえるべきかを話す機会になってしまいそうですが、うちのゼミのキャリア面談は、彼らの人生の綾を一緒に解きほぐすひと時になっているようです。